第10回イナミライを開催しました!

 

 

前回推進協議会との合同会として開催され、親睦を深めましたが、再び単独での開催とし、集中的にビジョンの中身を精査していきました。イナミライもついに開催回数が二桁となり、ビジョンに関する検討も大詰め、基本的な考え方、基本目標を一つ一つ丁寧に見ていきながら、過去から現在の井波らしさ、これからの井波らしさを考えながら議論しました。

 

 

まず、ここまでに至った経緯やプロセスのおさらいを行いました。その後、基本的な考え方について、言葉の意味の確認や共感をしやすいか、得やすいかをチェックしていきました。盛り上がったのは、やはり「土徳の精神」について。井波地域のみなさんが世代を超えて、家族でなくても繋がっていてコミュニケーションを取り合っていたり、見守りあっていたりする良さを誇りを持ちながら語り合いました。他の考え方に関しても、井波の人の職人気質、不便を愛することをうまく表現していきたいという議論が展開されました。

 

 

続いて、基本目標に関して議論し、仕事を増やしていく文脈では、井波なので「彫刻師を増やしていく」くらい言ってもいいのでは?という声や、仕事・雇用を増やしてそこに就く人を増やすよりは、ユニークな働き方や仕事をしている人が増えていき、あとに続く年代がそれを見ることで、仕事に対する選択肢や考え方の幅が広がるのではないかという意見が出ました。また、活発な対話をどう生み出すかに関しては、自然な出会いが生まれる場所がない、子供を連れて安心して行ける場所(物を壊したりする心配がなく、広くてある程度好きに動いても大丈夫な場所)がない、などの課題が挙がりました。

 

みなさん共通でおっしゃっていたのは「家族だけでなく、まちが、地域の人が人を育てている」ということでした。古くからある良い所を残しながら、井波地域が井波の人が受け入れて次の世代の可能性を広げていくことをベースとした素晴らしい検討の会となりました。次回は、アクションプランについて議論をする予定です。