MISSION

やること

判断基準は2040年の視点で。
次世代の笑顔を想像しながら、今やるべきことを創造する

 

これまで井波の中心的存在だった旧井波庁舎と、子ども達に人気の児童公園を一体的にデザインすることによって、小さい子からお年寄りまで日常的に楽しめる多機能複合空間を目指します。

 

新しい木製遊具で遊ぶ子供達を見守りながら、友達とおしゃべりしたり、天気の良い日には家族でピクニックをしたり。そして時には地域外からも人が集まるイベントをしたりと、各々が思い思いに過ごせる様々な空間が生まれていきます。

 

公園の周りの空きスペースにはキッチンカーやコンテナハウスなど、地域のみんなが新たなチャレンジを始められる場所になっていきます。ここに来れば、誰かに会える、何かが出来る。
井波のリビングルームのような公園を目指します。

 

2040年の主人公となる小学生、中学生、高校生。

彼ら彼女の達の目には、今の井波はどう見ているのでしょう?

将来は井波に戻ってきたい、井波で暮らしたい、そう思ってもらえる井波でいられるよう、彼ら彼女の達と一緒にまちづくりをしていきたいと思います。

 

井波旧庁舎の跡地活用を一緒に考えたり、公園を一緒に育て上げるメンバーになってもらったり、路地裏空き家を魅力的なものにするプロジェクトであったり。

実際に決めたことは大人たちがバックアップする、「子どもたちも挑戦できるまち」の実現を目指します。

 

約250年継承されてきた、井波が誇る国の伝統工芸『井波彫刻』。躍動感あふれるダイナミズムと繊細さとを併せ持ち、見る者を圧倒させる作品の数々。

彫刻師の数は多いときで300名を超えていたが、日本家屋の変化から欄間需要が落ち込み、現在は半数以下になってきている。

 

新たな商品や彫刻文化を生み出すこと、後継者育成など伝統工芸を次世代に残していくことを考えていきます。

 

八日町通りは瑞泉寺と井波の中心市街地を結ぶメインストリートであり、井波のアイデンティティを謳う上で、重要な役割を担っています。道路空間だけでなく、沿道民地や周辺地域との一体的な多目的運用を充実・強化し、井波が誇る文化と芸術を体験することができる空間として、設えのみならず、モビリティや広報プログラムなども併せて、活性化を目指します。

 

代々井波の街並みを守ってきた店主や木彫師、移住してきた実業家、そしてここを起点に歴史散策やお菓子屋さん巡りをして裏道や横丁文化を楽しむ来訪者達が観光を超えた関わりを持てるようになる。まさに「まざりあい、つづけるまち。井波。」を体現したようなメインストリートになることを目指します。

 

井波の成り立ちや戦国時代は一向一揆の拠点であった井波城、瑞泉寺の再興、近代では蚕種業として栄えた井波。

先人たちがどのように井波のまちづくりを考えてきたのか?

井波の未来を考えることの第一歩は、井波の歴史を辿ることでもあります。

 

また井波には地域で引き継いできた獅子舞や神輿、木遣り踊り、木彫り音頭などの伝統文化、さばずしやかぶらずし、よごしなど長年愛されてきた郷土料理などの食文化があります。

 

次世代に歴史文化を継承することが、先人から教えを引き継いできた我々の使命だと考えます。

 

「チャレンジを支える財源の創出」

ファンド運営会社や地元金融機関と連携することで井波に特化したファンドを設立し、井波のまちづくりの資金調達と運営を持続的に行える仕組みをつくる。空き家の再生、起業支援、拠点整備などを想定する。